
冬は家庭菜園はお休み・・・
そんな風に考えている方もいると思います。
ですが冬の極寒だからこそできる準備・土作りがあります。

【寒起こし】って聞いたことがあるかい?

【寒起こし】???

真冬は畑に野菜がないから土作りが出来るチャンスなんだよ!
極寒だからこそ土作りに最適なのさ!
この記事を読めば冬の時期に行う寒起こしや寒ざらしのやり方が分かります。
冬にしっかりと土作りを行い、暖かい春が来るのを待ちましょう。
野菜作りに適した土
- 水はけがよい
- 適度の空気が入っている
- 保水性がある
- 土の酸度が適正である
- 病原菌・害虫がいない
寒起こしを行うことで、野菜作りに適した土に近づくことができます。
寒起こしは厳寒期に行うことで、より効果が良いとされています。
寒起こし・寒ざらしのやり方

何で厳寒期に行うの?

寒気で土の中の病原菌や害虫を死滅させてくれるからだよ

土が霜で固くなるけど大丈夫?
寒起こしのやり方
★【用意するもの】 スコップ
①畝の残渣を取り除き、さら地にする (小石や根があったら取り除く)
②地表から30cmほど掘り、下の土が上に来るように粗く掘り起こす
③掘り起こした塊(かたまり)はそのままにしておく(ミミズ以外の害虫や卵を見たら踏み潰す)
④粗く掘り起こした状態で1か月以上そのままにしておく

スコップに足をかけて、てこの原理で掘り起こすと上手に掘り起こすことが出来ます

自然の力を利用して畑の土作りができるね



霜で雪がついているように見えるね!

この時期は氷点下になる日も続くからね
畑の土にいる虫
寒起こしをしていると土から虫が出てくることがあります。


カブトムシの幼虫みたいだね

これはコガネムシの幼虫なんだよ

可哀そうだから、また土に戻してあげる?

この虫は畑に害を及ぼす虫なんだよ
コガネムシの幼虫は作物の根を食べます。
作物が枯れてしまうくらい根を食べてしまいます。
急に作物が枯れてしまうようならコガネムシの幼虫が畑を荒らしていることも疑いましょう。
可哀そうですがポイっ!と投げるだけでは戻ってきてしまいます。
必ず見かけたら駆除しましょう。
この記事のまとめ
- 野菜作りに適した土に近づく為に、厳寒気に寒起こしを行う
- スコップを用意する
- ①畝の残渣を取り除き、さら地にする (小石や根があったら取り除く)
- ②地表から30cmほど掘り、下の土が上に来るように粗く掘り起こす
- ③掘り起こした塊(かたまり)はそのままにしておく(ミミズ以外の害虫や卵を見たら踏み潰す)
- ④粗く掘り起こした状態で1か月以上そのままにしておく
- コガネムシの幼虫が出てきたら駆除する
