

人参は発芽すればほぼ成功と言われています

発芽できる方法を初心者向けに写真を交えながら説明しています
栽培ポイント
●種まきから発芽までは乾燥させないように注意しましょう

土作り
根菜なので深く耕す
人参は深く根が伸びる野菜です
根が伸びようとする先端に石などの障害物があると股根の原因になります
石や残渣など丁寧に取り除き深さ30cmぐらい耕しておきましょう
種まき2週間前に苦土石灰を撒く

苦土石灰:1平方メートルあたり150g
苦土石灰を撒いたら1週間は開けましょう。
種まき1週間前に堆肥・化学肥料を撒く

苦土石灰と肥料を同時に撒くのは避けましょう。
同時に撒くと化学反応を起こし肥料の効き目が低下します。
畝立て


人参の種を撒く

種が小さいので風で飛びやすいです

雨の翌日か水をたっぷり撒いてから種を植えることが大切です
人参は好光性植物です
土をかけすぎると発芽しません
発芽するまでしっかりと水を与えましょう
間引き・追肥
1回目の間引き

本葉が2,3枚になったら、指3本開く程度間引きましょう。

元気に育っているものを残しましょう
雑草も一緒に取り除きます

間引いたものも食べられます。
2回目の間引き
本葉が5,6枚の頃に、株間が15cm程度開くように間引きます。
同時に株間に追肥を行います。
人参のオレンジの部分に光があたると光合成して緑化がすすみます。
肩の部分が出過ぎないように、しっかりと土寄せを行いましょう。

人参の緑化した部分を食べても無害です

人参の収穫
株元を少し掘って太さを確認しましょう。

確認した土はまた戻して、緑化を避けましょう。
株元4,5cmあれば収穫できます。(品種にもよる)


越冬させる
食べきれず、越冬させることもできます。
寒さ対策は行いましょう。
野菜を守るために保温効果の高いもの、通気性、保水性がある不織布や寒冷紗で、畝全体をトンネル状に覆うと良いでしょう。
また強い寒風から野菜を守るためにビニール製のものでトンネル状に覆うことも有用です。

更に我が家では藁の代わりにミョウガの葉や枯草で根本や葉の上を覆いました

霜から守れるものなら何でもOKです



夏撒き人参のまとめ
- 根菜なのであらかじめ深く耕す
- 種まきの2週間前に苦土石灰を撒く
- 種まき1週間前に堆肥・化学肥料を撒く
- 畝立てを行う
- たっぷりと水を撒いた後筋撒きで人参の種を撒く
- 芽が出るまで水やりをしっかりと行う
- 間引くは2回で雑草も取り、オレンジの部分には土をかけ緑化を避ける