【簡単解説】初心者向け野菜の有機肥料の基本・種類・使い方

【簡単解説】初心者向け野菜の有機肥料の基本・種類・使い方

簡単・解決に有機肥料をの基本と種類を初心者向けにまとめました。

N(窒素)・P(リン酸)K(カリ)は肥料三大要素と言われています。

N(窒素):葉や茎
P(リン酸:花や実
K(カリ):根や地下茎

堆肥(たいひ)

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
0.60.30.5

特徴

土壌改良のために使用する。
窒素分がほとんど含まれていない。
大きく分けて【植物質堆肥】と【家畜糞堆肥(生ゴミ堆肥)】がある。

使い方

作付け前の土作りで使用する

鶏糞

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
3~45~62~3

特徴

リン酸が豊富。
実の付きが良くなる。
元肥にむいている。

使い方

元肥として使用する場合は、作付け1週間前に散布。
即効性があるので使用量に注意。
石炭(カルシウム)を多く含むので、土作りの際の石灰資材は不要。

牛糞

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
0.50.40.2

特徴

土壌を改良するのが目的。
野菜を植えつける前に使用する。
土壌の保水性と保肥性がアップする。
土壌改良で使用するときは、パーク肥料や腐葉土などの植物性堆肥を合わせて使用すると良い・

使い方

地表に散布して混ぜ込む。
石灰資材を同時に使用しない。(石灰資材に含まれるカルシウムが化学反応を起こしてしまう)

米ぬか

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
4~61.2

特徴

土壌微生物の活動を活性化させる。
リン酸の含有量が多い。
「脱脂こめぬか」と「生こめぬか」がある

使い方

【脱脂こめぬか】:元肥として作付け2週間前に施し混ぜる。
【生こめぬか】:脂肪を含み分解が非常に遅い。水をはじくので土の中で塊やすい。堆肥やぼかし肥を作る時の「発酵促進剤」として使用できる。

骨粉

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
17~20

特徴

リン酸を多く含む有機質のリン酸肥料。
効果がでるのはよっくり時間が書かる。

使い方

効果が出るまで時間がかかる為、作付け1か月前から土によく混ぜ合わせる。
ぼかし肥に混ぜ込ませれば、他の有機物が発行され吸収が良くなる。

油粕

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
5~71~21~2

特徴

リン酸が豊富。
実の付きが良くなる。
元肥に利用する。
効果が表れるまで時間がかかる。
分解の過程で有機酸やガスが出る。

使い方

作付けの2〜3週間前に散布して土によく混ぜる。

ぼかし肥

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)

特徴

米ぬか・油粕など他の有機物をブレンドし発酵たもの。

ブレンドする材料により成分が変わる

使い方

ミネラルがたっぷり。
万能有機肥料で土が豊かになる。

草木灰

N(窒素)P(リン酸)K(カリ)
3~47~8

特徴

主成分はカリ。
主に元肥に使用するが即効性もあるので追肥にも使用できる。

使い方

油粕や魚粉はカリが少ないため補うために使用。
石灰を含むので土壌改良に使用する